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仮想水(バ-チャルウォ-タ-)

「水」と「空気」はタダ...という認識がわたし達にはあります。日本はとても豊かな国です。水道の蛇口をひねると、水はいくらでも出てきますし、水を飲んで病気になることもありません。

現在わたし達が口にしている食料品のほとんどが(豚肉、牛肉、鶏肉、野菜、大豆、小麦、そしてコメまでもが・・・)海外からの輸入品です。

「バ-チャルウォ-タ-」とは、輸入食料を自国で生産した場合に必要とされる水の量です。例えば、大豆なら1キロ作るのに2.5トンの水が必要となります。水は人間が直接飲むだけのものではなく、農作物や牛や豚など、いずれはわたし達が食料として口にするものを育てるためにも必要なものです。日本人の1日の食事で、1人1,142リットルもの水を消費している計算になるそうです。

20年ほど前、ペットボトルの水を購入して飲んでいるアメリカ人の姿を見て、「ガソリンより高いお金を出して水を飲んでいるヨ」と日本人は笑っていたそうです。

最近では店頭にたくさんの飲料水が並んでいますが、思い起こすと、何年も前からガソリンより高い水を飲んでいます。考えと行動は別ですね・・・