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「大きな政府」と「小さな政府」

アメリカには"自助努力"という建国の精神があります。それは今でも深く根付いていて、大多数のアメリカ人は「自然(市場)の摂理によって敗者は淘汰される運命にあり、社会が不平等なのは当たり前で、努力しない貧者を救済することは有害だ。」と考えているそうです。

今までのアメリカは「小さな政府」を目指していました。「小さな政府」とは、税金を低くして国家国民への関与をなるべく少なくし、個人の自己責任を重視する というものです。

一方「大きな政府」とは、国家国民への関与を増やし、貧富の差や賃金格差を是正し、社会保障制度の充実と完全雇用の実現による、税金の高い高福祉国家を指します。

アメリカでは、オバマ政権の"無保険者を減らすための医療改革"により保険料の高騰は避けられず、「大きな政府」に反対する白人層が増えているそうです。

日本では、民主党が「最少不幸社会の実現」をマニフェストに掲げました。既に積み上がっている財政赤字に加え、「最少不幸社会の実現」のために、政府は手厚い社会保障政策の実現を目指しています。

"努力"は道徳的な義務であると考えますが、「大きな政府」と「小さな政府」のどちらかを問われた時、私達はどちらを選べば良いのでしょうか・・・。